コンテスト等出品作品2008


「魅せられて−東欧の薔薇」
ショパン・序奏と華麗なるポロネーズハ長調作品3より

第二回アーツJクラフツ展入選作品
2014年エイズチャリティー展厚生労働大臣賞受賞作品

この作品は、聴覚からデザインを進めて行った二作目。 ショパンの数少ない室内楽「序奏と華麗なるポロネーズハ長調作品3」を聴き、制作したものです。この曲は1829年頃19才のショパンが、ポーランドのラジヴィウ大公の邸に滞在して娘のワンダ姫にピアノを教えていた際に、父娘の為に作曲したものです。皇女の母親を持つ、何色にも染まっていない素直で高貴なホワイトローズナチュラルのような17才のワンダ姫の姿、ショパン、大公、姫、三人の心の綾、そして、ピアノ、チェロが、各々の持つ歌によって主張し合い、その掛け合いが音楽を大きく昂揚させて行くということをデザインのコンセプトにしました。